中国 習主席 米との関係改善呼びかけ「健全で安定した軌道に」

アメリカと中国との対立が続く中、中国の習近平国家主席はアメリカの民間団体の会合にメッセージを寄せ「両国関係を健全で安定した軌道に戻したい」として、関係改善を呼びかけました。

アメリカにある中国大使館によりますと習近平国家主席は9日、アメリカの民間団体がニューヨークで開いた会合にメッセージを寄せました。

この中で習主席は「中国とアメリカの関係は今、歴史の重要な岐路にある。両国は協力すればお互いを利するが争えばともに傷つく。協力が唯一の正しい選択だ」と指摘しました。

そのうえで「中国はアメリカとの協力を深め、両国関係を健全で安定した正しい軌道に戻したい」として関係改善を呼びかけました。

会合にはアメリカのバイデン大統領もメッセージを寄せ「新型コロナウイルスへの対応や気候変動問題の解決など米中関係は世界的に重要な意義がある」などと指摘したということです。

米中両国は年内にオンラインによる首脳会談が行われることになっていて、習主席としては両国の対立が続く中、関係改善を望む考えを示した形です。

一方、首脳会談の具体的な日程について中国外務省の汪文斌報道官は10日の記者会見で「両国は緊密に連絡をとっている」と述べ、調整を急いでいることをうかがわせています。