ファイザー“5歳から11歳もワクチン対象に” 厚労省に承認申請

アメリカの製薬大手ファイザーは、新型コロナウイルスのワクチンの対象をこれまでの12歳以上から5歳以上に拡大するよう、厚生労働省に承認申請しました。

ファイザーとドイツのバイオ企業ビオンテックが共同で開発したワクチンは、ことし2月、16歳以上を対象に国内で承認され、5月には12歳以上に対象が拡大されました。

ファイザーなどによりますと、1回目と2回目の接種について5歳から11歳も対象に加えるよう、10日、厚生労働省に承認を申請したということです。

国内で承認されているほかのワクチンは、対象年齢が、
▽モデルナは12歳以上、
▽アストラゼネカが18歳以上となっていて、
12歳未満を対象に承認申請が行われるのは初めてです。

厚生労働省は、ファイザーから提出された海外の治験のデータをもとに、有効性と安全性を審査したうえで、承認の可否を判断することにしています。

ファイザーのワクチンをめぐっては、先月、アメリカのFDA=食品医薬品局が、それまで12歳以上としていた緊急使用の許可の対象を変更し、5歳から11歳の子どもも対象に追加しています。