新型コロナワクチン 3回目接種対象を18歳以上で検討

来月から新型コロナウイルスワクチンの3回目の接種が始まる予定ですが、厚生労働省は現時点では接種の対象を2回目までの12歳以上から引き上げ、18歳以上とする方向で検討していることが分かりました。

新型コロナウイルスワクチンの3回目の接種について厚生労働省は、先月、2回接種しておおむね8か月以上たった人を対象にする方針を示しました。

3回目の接種で使うファイザーのワクチンを承認することが10日、厚生労働省の専門家部会で了承される見通しで、医療従事者は来月から、高齢者は来年1月から接種が始まる予定です。

厚生労働省はその後、高齢者以外にも対象を広げる予定ですが、現時点では接種対象を18歳以上とする方向で検討していることが関係者への取材で分かりました。

その理由は18歳未満の3回目の接種は海外でも始まったばかりで、ファイザーから有効性や安全性についてのデータが十分に得られておらず、正確に判断できないためだということです。

早ければ来年2月には18歳未満で対象になる人がいると見られ、厚生労働省は今後、ファイザーから追加のデータが提出されしだい、対象年齢の引き下げを検討する方針です。