バイデン大統領 インドネシア大統領と連携確認 中国を念頭に

アメリカのバイデン大統領は、気候変動対策の国連の会議「COP26」に出席するため訪れているイギリスで、インドネシアのジョコ大統領と会談し、海洋進出を加速させる中国を念頭に、民主主義という共通の価値観のもとでの連携強化を確認しました。

会談は1日、行われ、冒頭、バイデン大統領は「インドネシアはアメリカにとって極めて重要な戦略的パートナーだ。われわれは、民主主義という価値観を共有している」と述べました。

これに対しジョコ大統領は、新型コロナウイルスのワクチンが提供されていることに謝意を示しました。

ホワイトハウスによりますと、会談で両首脳は、海洋の安全保障や航行の自由の重要性などについて意見を交わしたということで、海洋進出を加速させる中国を念頭に、連携強化を確認しました。

東南アジア諸国をめぐっては、経済的、地理的な結びつきの強い中国と、中国を「最大の競合国」と位置づけるアメリカの双方が、それぞれ連携の強化をはかろうと、せめぎ合いを続けています。

バイデン政権は、インドネシアについて、インドとアメリカに次ぐ人口の多さから「世界第3の民主主義国家」と位置づけて重視しており、中国の習近平国家主席が不在の国際会議の合間に対面での会談を行うことで、関係を一段と強めたい考えです。