新型コロナウイルスの死者 世界全体で500万人超える

新型コロナウイルスで亡くなった人が世界全体で500万人を超えました。
WHO=世界保健機関は世界的流行を収束させるため、来年半ばまでに世界の人口の70%が接種を受けられるよう、ワクチンの公平な分配などを訴えています。

アメリカのジョンズ・ホプキンス大学のまとめによりますと、新型コロナウイルスの感染による死者数は日本時間の1日午後7時の時点で世界全体で500万1764人と500万人を超えました。

死者が最も多いのはアメリカで74万5836人、次いでブラジルが60万7824人、インドが45万8437人、メキシコが28万8365人などとなっています。

死者数の増加のペースは
100万人を超えるまでは250日だったのに対し、そこから200万人を超えるまでは108日、300万人を超えるまでは93日、400万人を超えるまでは82日と速くなっていましたが、500万人を超えるまでは116日と、ワクチンの普及により重症化が抑えられるようになってきたことなどから、ペースが初めて遅くなりました。

一方で、アフリカや中南米の途上国、それに内戦が続くシリアなどでは1週間あたりの死者数が依然として高い水準にあるほか、ロシアや東ヨーロッパでも死者数がこれまでで最も多くなっています。

WHOは世界的流行を収束させるため、世界の人口の40%がことし中に、70%が来年半ばまでに接種を受けられるよう、ワクチンの公平な分配などを訴えています。