「濃尾地震」から130年 “地震の記憶を後世に” 岐阜 本巣

「濃尾地震」の発生から28日で130年となります。震源地の岐阜県本巣市では、地震の記憶を風化させないように中学生たちが地震について学ぶ授業が行われました。

濃尾地震は、いまから130年前の明治24年10月28日に発生したマグニチュード8.0の地震で、全国で7000人余りが死亡、14万棟以上の家屋が倒壊するなど大きな被害が出ました。

震源地の本巣市根尾地区では、地震で、土地が高いところで6メートル隆起し、そのときにできた断層は「根尾谷断層」として保存されています。

28日は、地元の根尾中学校の生徒18人が断層近くの資料館を訪れました。

生徒たちは慰霊碑に花をささげたあと、全員で黙とうをして犠牲者を悼みました。
そして、祖父が地震の被害に遭った吉田建夫さん(77)が「激しい揺れで家が倒壊し、家族3人が、はりの下敷きになって亡くなってしまった。地震の記憶を後世の人たちに伝えていってほしい」と訴えました。

一方、地元の根尾小学校の子どもたちは、学校のそばに建つ慰霊碑をブラシで磨き、地震の記憶を風化させないという思いを新たにしていました。

6年生の男の子は「石碑がきれいになって、地震で亡くなった人も喜んでくれると思います」と話していました。