東京電力 経常利益 9年ぶり赤字見通し LNGなど輸入価格高騰で

東京電力は、グループ全体の来年・2022年3月期の1年間の業績見通しを発表し、経常利益を当初の740億円の黒字から130億円の赤字に下方修正しました。
発電用のLNG=液化天然ガスなど燃料高騰が主な要因で、9年ぶりの赤字となります。

発表によりますと、東京電力の先月までの半年間のグループ全体の経常利益は前の年の同じ時期と比べると54%余り減って1013億円でした。

これは、電力自由化のあと、新電力との顧客獲得競争が激しいうえに、発電の燃料となるLNGなどの輸入価格の上昇で燃料費が増え、収益を圧迫したことが主な要因です。

また、燃料費の高騰で今後もコスト負担が大きくなることが見込まれるとして、グループ全体の来年3月期の業績予想を下方修正しました。

経常利益は、当初の740億円の黒字から130億円の赤字になる見通しだとしています。

通期で赤字になれば、2013年3月期以来、9年ぶりとなります。

記者会見した東京電力の山口裕之常務執行役は「資源価格が、このまま上がりつづけると厳しいが、石炭は先物価格は少し下がっている。燃料価格の状況を注視しながら収支改善に取り組んでいきたい」と述べました。