台湾 外交部長 欧州各国との連携さらに深めていく考え

ヨーロッパを訪れている台湾の呉※ショウ燮外交部長が、訪問先のスロバキアでNHKの取材に応じ、「ヨーロッパの国々が台湾との関係強化を図ろうと相当な努力をしており、こうした動きは各国で広がるだろう」などと述べ、ヨーロッパ各国との連携をさらに深めていく考えを示しました。

台湾の外交トップの呉※ショウ燮外交部長はスロバキアとチェコを訪れていて、26日、スロバキアの首都ブラチスラバでNHKの取材に応じました。

この中で呉部長は、台湾と外交関係がないヨーロッパの国々から経済面などでの貢献を期待されているとしたうえで、「ヨーロッパの国々が台湾との関係強化を図ろうと相当な努力をしている。スロバキアを訪問してスピーチができることは大きなステップで、こうした動きは各国で広がるだろう」と述べました。

また呉部長は、中国が今回の訪問に反発していることについて、「中国が怒っているからといって動きは止まらない。台湾がほかの国と協力することで生まれる可能性に目を向けるべきだ」と述べ、民主主義などの価値観を共有するヨーロッパ各国との連携をさらに深めていく考えを示しました。

台湾からは呉外交部長の訪問とは別に、閣僚が率いる経済視察団がスロバキア、チェコ、リトアニアの3か国を訪れていて、ヨーロッパで台湾との関係強化を図る動きが活発になっています。

※ショウは「かねへん」に「りっとう」

中国外務省は非難

中国外務省の趙立堅報道官は記者会見で「訪問の真の目的は、『台湾独立』の主張を広め、『1つの中国』と『1つの台湾』という幻想をつくり出し、中国と国交のある国との関係を引き裂くことにある」と述べて、非難しました。

また「関係国が、『台湾独立主義者』を容認することに断固として反対する。『1つの中国』の原則を順守し、『台湾独立主義者』の活動の場を提供しないよう求める」と述べ、訪問を受け入れる国々に対しても強く反発しました。