“陸上で育つサバ” 人工の海水使った養殖事業始まる 埼玉

海のない埼玉県で、人工の海水を使ってサバを養殖する事業が神川町で始まりました。

サバの養殖場は、温泉施設を運営する会社が神川町で新たに始めました。

広さ200平方メートルのハウスの中に、直径およそ5メートル、高さおよそ1メートルの円柱の養殖池が2つ設置され、水道水に塩化ナトリウムや塩化カルシウムなどを混ぜた人工の海水を循環させてサバを育てます。

今は、和歌山県から取り寄せた稚魚などを育てていますが、将来は卵のふ化にも取り組み、年間およそ6トンの生産を目指しています。
サバは、主に温泉施設で調理して提供することにしています。

また、この地域の地下水は海水の成分に近いということで、養殖場では今後、水道水の代わりに地下水を使う計画です。
養殖場のプロジェクトリーダーの鎌田奈津実さんは「陸上で育つサバなので、寄生虫の心配がなく生食で提供できます。将来は、温泉でも使っている地下水でサバを育て、自社のブランドとして提供し、稼げる養殖場を目指したい」と話していました。