スーダンクーデター 市民の抗議デモに軍発砲 7人死亡 衝突懸念

軍がクーデターによって権力を掌握したアフリカのスーダンでは、市民の抗議デモに対して軍が発砲し、これまでに7人が死亡、140人以上がけがをしました。民主化勢力は軍への不服従を呼びかけていて、さらなる衝突が懸念されています。

スーダンでは、25日、ハムドク首相や複数の閣僚が拘束され、軍トップのブルハン氏は、民主化勢力との共同統治による政権を解体したうえで全土に非常事態を宣言し、軍がクーデターで権力を掌握しました。

これに対して首都ハルツームなどでは、民主化勢力の呼びかけにより抗議デモが広がっていますが、軍の発砲で死傷者が相次ぎ、ロイター通信など複数のメディアは、保健当局の話としてこれまでに7人が死亡、140人以上がけがをしたと伝えています。

民主化勢力は、抵抗の意思を示すため軍への不服従を呼びかけていてスーダンの医師会は、軍が運営するすべての病院での業務を拒否するとした声明を出しました。

軍は、2023年7月に選挙を実施し民政移管を進めるとしていますが、国際社会からは非難が相次ぎ、アメリカは、スーダンに対する経済支援の凍結を発表しました。

民主化勢力は、国際社会にもクーデターに反対し、軍に圧力をかけるよう呼びかけていて、抗議活動が広がる中、さらなる衝突が懸念されています。