園児たちが能楽の「謡」の稽古 岩手 平泉町

子どもたちに地元の歴史や伝統などについて学んでもらう取り組みを進めている岩手県平泉町で、園児たちが能の中でうたわれる「謡」の稽古に取り組みました。

平泉町では、8年前から小中学生などに地元の歴史や日本の伝統などを学んでもらう「平泉学」という取り組みを進めています。

このうち「平泉町立幼稚園・保育所」では、江戸時代に平泉町を治めていた仙台藩で能楽が盛んだったことから、園児たちが能の中でうたわれる「謡」の稽古を行っています。

稽古には26日も30人余りが参加し、講師の指導を受けながら「鞍馬天狗」と「老松」の一節をうたいあげていました。

子どもたちは、ことし5月から毎週稽古に取り組んできたということで、はじめは独特な声の出し方や節回しに戸惑った様子もみられましたが、今では暗唱できるまでに上達しました。

稽古の成果は、来月6日に開かれる地元の芸術文化祭で披露される予定です。

稽古にのぞんだ子どもたちは「ゆっくりうたうのが難しい」とか「たくさんの人に見てもらえるよう、もっと練習します」などと話していました。

講師を務めている鈴木四郎さんは「謡を通じて、あいさつや礼儀も身につけ、毎回、驚かされます。大人になってからも謡に親しんでほしいです」と話していました。