衆院選 期日前投票 前回同時期と比べて 全都道府県で増加

今回の衆議院選挙で、24日までに期日前投票を行った人は567万人余りで、前回の衆議院選挙の同じ時期と比べて156万人余り増加し、すべての都道府県で増えたことが総務省のまとめでわかりました。

総務省は、全国の都道府県の選挙管理委員会を通じて、公示翌日の今月20日から、24日までの期日前投票の状況をまとめました。

それによりますと、期日前投票を行った人は全有権者の5.37%に当たる567万519人でした。

これは、前回 平成29年の衆議院選挙の同じ時期と比べて、156万2486人増え、有権者に占める割合でも1.5ポイント増えました。

都道府県別に見ますと、24日に参議院の補欠選挙が行われた静岡県がおよそ2.9倍、山口県がおよそ2.1倍と大幅に増えたほか、滋賀県がおよそ1.9倍、石川県と和歌山県がおよそ1.6倍などとなっていて、47すべての都道府県で増加しました。

これについて、総務省は「期日前投票の制度が有権者の中で浸透してきたことに加え、新型コロナウイルスの感染予防のため、投票日当日の混雑を避けようという有権者が増えたことも要因ではないか」と話しています。

若者の投票率を上げようと 大学に期日前投票所

若者の投票率を上げようと、衆議院選挙の期日前投票所が青森市内の大学に設置されました。

期日前投票所が設けられたのは、青森市の青森中央学院大学の構内です。

投票率が低い傾向にある若者たちに積極的に投票してもらおうと、25日、青森市選挙管理委員会が設置しました。

初日から学生や教員などが訪れ、必要書類に記入したあと担当者から投票用紙を受け取り、それぞれ1票を投じていました。

投票を終えた4年の男子学生は「投票に行くことで、少しでも自分が政治に関われるのではないかと思って来ました。いつも通っている大学でできるのはいいことだと思います」と話していました。

市選挙管理委員会の福田剛士主査は「学生に投票しやすい環境を作りたいと思い、設置しました。気軽に足を運んでください」と話していました。

“通勤や通学のついでに”駅の連絡通路に期日前投票所

三重県桑名市は、通勤や通学のついでに衆議院選挙に投票してもらおうと、25日から駅の連絡通路に期日前投票所を設けました。

衆議院選挙の期日前投票所が設置されたのは、近鉄やJRなどが乗り入れる桑名駅で、桑名市が投票率の向上のため駅を利用する人たちをターゲットに初めて開設しました。

市の職員たちが、改札に近い、線路を見下ろせる連絡通路の一角に投票所を設けて午後5時から受け付けを始めると、駅の利用客などが次々に訪れて、投票を済ませていました。

県の選挙管理委員会によりますと、三重県内で駅の構内に期日前投票所が設置されたのは今回が初めてだということです。

投票した40代の女性は「なかなか投票に行く時間がないので、帰り際に投票できるのは便利でありがたい」と話していました。

桑名市選挙管理委員会の竹内聡書記は「入場券がなくても投票できます。駅を利用している人はついででもいいので、ぜひ投票してください」と呼びかけています。

桑名駅の期日前投票は、今月29日までの5日間、午後5時から午後8時まで受け付けています。