レジェンド 葛西紀明 北京五輪厳しい状況も「諦めない」

スキージャンプの全日本選手権を兼ねたNHK杯。
49歳のベテラン、葛西紀明選手は、22位に終わって今シーズンのワールドカップの日本代表に選ばれず、北京オリンピックの出場が非常に厳しくなりました。

「やめる気は毛頭ない」

葛西選手は北京大会で、みずからが持つ冬のオリンピックの史上最多出場記録の更新を目指していました。

葛西選手は24日のラージヒルで、1回目は115メートル、2回目は110メートルといずれのジャンプでも飛距離を伸ばすことができず、22位にとどまりました。

大会後、全日本スキー連盟の原田雅彦理事は、来月から始まるジャンプ男子のワールドカップの日本代表に選ばれた6人を明らかにしたうえで、この6人と、ワールドカップの下部大会のコンチネンタルカップに出場する4人の合わせて10人の選手で、北京オリンピックの5つの出場枠を争うとしました。

葛西選手がワールドカップのメンバーに入るケースは、安定した成績を残したうえで、けが人が相次いだ場合などに限られるということで、オリンピック出場は非常に厳しくなりました。
大会後、葛西選手は「自分がもう少し強くなって、焦らず、ゆっくり上を目指していこうと思っている。オリンピックへの思いは強いものがあるし、僕しか9回目に挑戦できないので、まだまだ諦めずに狙っていきたい」と現状を受け止めました。

そのうえで「やめる気は毛頭ない。たくさんの人に応援してもらっているし、それに応えていきたい。自分の調子がよくなれば“いける”という感触もあるので、ここまできたら行けるところまで、キングカズさんのようにずっといきたい」と話し、今後も現役を続けて北京大会の次のオリンピックを目指す考えを明らかにしました。