東京都 飲食店への時短要請 あす解除 客足の戻りに期待する声

東京都内での飲食店への時短要請が、25日から解除されるのを前に、店舗の経営者などからは、客足が戻ってくることに期待する声が聞かれました。

新型コロナウイルスの感染状況の改善や入院患者の減少などを踏まえ、東京都は、対策を徹底していると認証した飲食店への時短営業や酒の提供時間を制限する要請を25日から全面解除します。

都の認証を受けている東京 北区のカラオケスナックでは、新型コロナウイルスの感染拡大を受けて営業時間を午後9時までに短縮し、カラオケの利用を停止せざるをえませんでした。

25日からは、閉店時間を夜中の午前0時にするほか、カラオケの利用も再開することを決め、24日は機器の電源が入るかどうかの確認を行うなど、準備を進めていました。

店では一時、休業を余儀なくされ、営業を再開してからも売り上げは感染拡大前の4分の1ほどに落ち込んだということですが、時短要請の解除によって客足が戻ってくることに期待を寄せたいとしています。

「スナック雪子」のオーナーの雪子さんは、「スナックは、みんなで歌って飲んで楽しく過ごすのが基本なので、カラオケができるようになるのはありがたい。完全にはお客さんが戻らないかもしれない、第6波が来るかもしれないという不安もありますが、感染対策を徹底しながら営業を続けていきたい」と話していました。