9月の消費者物価指数 1年6か月ぶりに上昇に転じる

家庭で消費するモノやサービスの値動きをみる先月・9月の消費者物価指数は、原油価格の上昇を背景にガソリン価格や電気代が上がったことなどから、生鮮食品を除いた指数が、去年の同じ月を0.1%上回り、1年6か月ぶりに上昇に転じました。

総務省が発表した先月の消費者物価指数は、天候による変動が大きい生鮮食品を除いた指数が2020年を100として99.8となり、去年の同じ月を0.1%上回りました。

去年3月以来、1年6か月ぶりに上昇に転じました。

これは、原油価格の上昇を背景に、エネルギー関連の価格が上がっていることが主な理由で、
▽灯油が前の年の同じ月に比べて20.2%、
▽ガソリンが16.5%値上がりしたほか、
▽電気代も4.1%上がりました。

また、コロナ禍からの経済回復に伴う世界的な需要の拡大などを背景に輸入牛肉が7.3%値上がりするなど、生鮮以外の食品の価格が全体として上昇しています。

一方、通信料は、携帯電話各社が相次いで割安なプランを導入した影響で、前の年の同じ月より44.8%下落しました。

今後の見通しについて、総務省は「原油価格は足元で大きく上昇しているが、これが数か月遅れて電気代やガス代に反映される可能性があり、エネルギー関連の価格の動向を注意深く見ていきたい」としています。

生鮮食品の値上がりも目立つ

先月は生鮮食品の値上がりも目立ちました。

夏場の天候不順の影響で、
▽レタスが去年の同じ月に比べて85.8%の大幅な上昇となったほか、
▽トマトが14.5%、
▽なすが12.8%、
▽きゅうりが11.6%、それぞれ上昇しました。