コンビニ 9月売り上げは2か月ぶり増加 たばこの駆け込み需要も

先月の全国のコンビニエンスストアの売り上げは、巣ごもり需要などを背景に去年の同じ月より0.6%増加し、2か月ぶりのプラスとなりましたが、新型コロナウイルスの感染拡大前の水準には依然、回復していません。

日本フランチャイズチェーン協会によりますと、全国にあるコンビニの先月の売り上げは、1年以上営業している既存店の合計で8786億円となり、去年の同じ月より0.6%増加しました。

売り上げが前の年を上回るのは2か月ぶりで、コロナ禍の巣ごもり需要を取り込み、酒やデザートの販売が好調だったことや、今月値上げされた、たばこの駆け込み需要があったことなどが要因です。

一方、おととし9月との比較では、店舗数は増えているものの、全体の売り上げは減っていて、依然として感染拡大前の水準には戻っていません。

日本フランチャイズチェーン協会は「客1人当たりの単価は去年を上回っていて、今後は緊急事態宣言が解除されたことによる客数の動向に注目したい」としています。