柏崎刈羽原発 テロ対策不備の再発防止策 “速やかに検査を”

新潟県にある柏崎刈羽原子力発電所でテロ対策上の重大な不備が相次いだ問題で、原子力規制委員会の更田豊志委員長は、東京電力の再発防止策などを確認する検査について「徹底的に現場の把握に努め、核物質防護のレベルが達成、維持されているか見てもらいたい」と述べ、原子力規制庁に対して速やかに検査に入るよう求めました。

原子力規制委員会は20日定例の会合を開き、柏崎刈羽原発でことし相次いで明らかになったテロ対策をめぐる問題を受けて東京電力が提出した再発防止策などを確認するための本格的な検査について議論しました。

検査の概要について事務局の原子力規制庁は、再発防止策の具体的な内容や効果のほか、コストダウンの取り組みがテロ対策の質に与えた影響を確認するなどと説明しました。

これに対して更田委員長は「再発防止策などはあくまで東京電力が作成したもので、本社が整えた内容だという色彩が極めて強い。徹底的に現場の把握に努め、核物質防護のレベルが達成、維持されているか見てもらいたい」と述べ、現場の把握に重点を置いたうえで速やかに検査に入るよう求めました。

原子力規制庁は東京電力に検査の実施を通知し、現地での検査を今月26日から始める予定です。

柏崎刈羽原発の6号機と7号機は再稼働に必要な審査に合格していますが、規制委員会の更田委員長は「検査には1年前後かかると思う」と述べていて、来年秋までは再稼働できない状態が続くとみられます。