“光触媒”の世界的研究者 藤嶋昭さん 愛知の母校で出前授業

有害物質の分解などに広く利用されている「光触媒」の研究で世界的に知られる、東京理科大学栄誉教授の藤嶋昭さんが、愛知県豊田市にある母校で出前授業を行い、実験などを通して科学のおもしろさを伝えました。

豊田市出身の藤嶋昭さん(79)は、市内にある母校の佐切小学校を訪れ、全校児童30人や地域の人を前に出前授業を行いました。

藤嶋さんは有害物質の分解などに広く利用されている「光触媒」の研究で世界的に知られていて、授業ではまず、スライドを使って「光触媒」を塗ると、ガラスがくもらないため、車のサイドミラーのコーティングに使われていることや、建物に塗ると太陽の光で汚れを分解するので、汚れがつきにくいなど、広く実用化されていることを説明しました。

このあと子どもたちは、実際に光触媒をガラスに塗って湯気を当てる実験を行い、光触媒を塗ったところはくもらないことを確認していました。
このほか、水を入れたコップに紙でふたをして逆さにしても水がこぼれない実験も行い、藤嶋さんは表面張力と圧力によるものだと説明していました。

6年生の男子児童は「実験は楽しかったです」と話していました。

藤嶋さんは「母校ですから、本当に楽しいですね。子どもたちが一生懸命実験に取り組んでくれてよかったです。科学に親しむために科学者の伝記を読んでもらいたい」と話していました。