米NTSB 川崎重工製車両の点検を要請 脱線事故車両と同じ型式

アメリカの首都ワシントン郊外で10月に起きた地下鉄の脱線事故を調査しているNTSB=国家運輸安全委員会は、川崎重工業が製造した事故車両と同じ型式の車両で事故の前から不具合が相次いで見つかっていたとして、同様の車両を使う鉄道事業者に点検を行うよう要請しました。

アメリカの首都ワシントン郊外で10月12日、地下鉄が脱線する事故があり、乗客187人の命に別状はありませんでしたが、1人がけがをして病院で手当てを受けました。

事故の原因を調査しているNTSB=国家運輸安全委員会は18日、記者会見し脱線した車両は川崎重工業の現地法人がアメリカで製造した「7000系」で、同じ型式の車両で2017年以降に車輪の不具合が31件見つかり、事故後の検査でさらに21件が判明したと明らかにしました。

会見したNTSBの幹部は「今後緊急の勧告を出す可能性もある」としたうえで、同様の車両を使っているアメリカ国内の鉄道事業者に対し、早急に点検を行うよう要請し、注意を呼びかけました。

地下鉄を運営するワシントン首都交通局は18日、安全を確認するためとして保有する車両のおよそ6割に当たる「7000系」の車両の使用を一時停止していて、運行本数の大幅な減少から通勤客などに影響が出る事態となっています。