小型の人工心臓開発 資金をクラウドファンディングで 群馬大

寝たきりなどで生活している子どもたちが外出できるようにする、小型の人工心臓の開発を進めようと、群馬大学はクラウドファンディングで研究資金を集めることになりました。

これは、群馬大学大学院理工学府の栗田伸幸准教授などの研究グループが記者会見で明らかにしました。

説明によりますと、心不全で心臓移植が必要な子どもは国内で年間10人ほどいますが、子どものドナーの人数が少なく、移植まで平均で4年程度待たざるをえないほか、小型の人工心臓も開発が進んでいません。

このため、体の外に設置した大型の人工心臓を利用していて、多くの子が寝たきりの生活を余儀なくされているということです。

このため研究グループは、子どもでも使える小型の人工心臓を開発する基礎研究の資金のうち、一部の募集をクラウドファンディングの「READY FOR」で始めました。700万円が目標です。

研究グループは3年後に試作機をつくり、臨床試験を経て、およそ10年で承認されることを目指すことにしています。

栗田准教授は「ベッドにつながれて生活している子どもたちの生活の質を高めるために、クラウドファンディングを通じ、開発を強力に進めていきたい」と話していました。