台湾 特急列車脱線し18人死亡の事故 元運転士に実刑判決

台湾で3年前に特急列車が脱線して18人が死亡した事故で、地元の裁判所は18日、過失致死の罪に問われた元運転士に、列車の速度を制御する装置を切ったことが事故につながったとして、懲役4年6か月の実刑判決を言い渡しました。

2018年10月、台湾北東部の宜蘭県で特急列車が脱線して18人が死亡した事故では、元運転士と鉄道管理局の職員の合わせて3人が過失致死の罪に問われました。

地元の裁判所は18日、1審の判決で「元運転士が、列車の速度を制御する安全装置が故障したと誤解して勝手に装置を切ったうえ、制限速度の倍近い時速およそ140キロで現場のカーブに入ったことが、脱線につながった」と認定しました。

そのうえで、元運転士は反省する様子がないなどとして、懲役4年6か月の実刑判決を言い渡しました。

同じく過失致死の罪に問われた鉄道管理局の職員2人については、当時の行動と事故との因果関係がないとして無罪としました。

この事故について、台湾の運輸安全調査委員会は去年、運転士の訓練が不十分だったなどとして、鉄道管理局の管理態勢に問題があったと指摘しました。

こうした中、ことし4月にも東部の花蓮県で特急列車が脱線して49人が死亡し、鉄道管理局の体質を問う声が強まっています。