体操 世界選手権で技術実証 接種証明活用し観客数を上限までに

体操の世界選手権が北九州市で開幕し、大会では新型コロナウイルスのワクチン接種や検査の陰性の証明を活用して、観客を利用可能な客席数の上限まで入れる政府の技術実証が行われています。

政府は、緊急事態宣言やまん延防止等重点措置が出されていた地域での大規模なスポーツイベントは解除後も1か月程度、経過措置としてスポーツイベントでの観客数の制限を求めています。

こうした中、18日から北九州市で始まった体操の世界選手権では、政府が行う「ワクチン・検査パッケージ」を活用し、2回目のワクチン接種から2週間以上が経過した人と入場の72時間以内にPCR検査を受けて陰性だった人を対象に、会場で利用可能な客席数の上限となるおよそ2200人を入れることになりました。

18日は、訪れた観客が入場口でワクチンの接種証明書などを提示したあと、会場に入っていきました。

そして、座席の間隔を空けずに隣り合って座り、拍手で選手を応援していました。

地元・北九州市から夫婦で来た女性は「今回のように対策をされていれば不安もないし、安心して見ることができる。オリンピックも生で見られなかったので、選手たちの演技がとにかく楽しみだ」と話していました。