中国伝統「皮影」の展示会 日中国交正常化50周年前に 東京

日本と中国の国交正常化から来年で50周年となるのを前に、中国伝統の影絵による芝居の人形「皮影」の展示会が東京で開かれています。

「皮影」は中国で古くから伝わる影絵による芝居に使われ、牛やロバの皮をなめし、そのうえに繊細な彫刻や彩色を施した人形で、ユネスコ=国連教育科学文化機関の無形文化遺産にも登録されています。

日中国交正常化から来年で50周年となるのを前に、東京 文京区の日中友好会館の美術館では、かつての都・長安があった内陸部の陝西省でつくられた作品200点余りが展示されています。
このうち、全長4メートルの作品「始皇帝巡遊図」は、兵士や馬車を従えた秦の始皇帝の隊列を描いた作品で、色鮮やかな花模様の飾りやきめ細かい彫刻が特徴だということです。

訪れた70代の男性は「顔の表情まで繊細に描かれていてすばらしかったです。実際に足を運んで文化を感じることが大切だと思いました」と話していました。
会場では竹製のバチで弦をはじく、伝統楽器「揚琴」の演奏会も開かれ、爽やかな音色が会場に響き、訪れた人たちが聞き入っていました。

主催した日中友好会館の黄星原中国代表理事は「文化交流は日中友好の原動力だと言えます。困難のある日中関係とコロナ禍でも文化を通じた心と心の交流を続けていきたい」と話していました。