京都 12の寺社でふだん見られない文化財の一斉公開始まる

京都の12か所の寺や神社などで、ふだんは見ることのできない文化財を一斉に公開する催しが16日から始まりました。

この特別公開は毎年、春と秋に行われ、ことしは京都市と八幡市の寺や神社など12か所で16日から始まりました。

このうち京都市北区の上賀茂神社では、ふだんは立ち入ることのできない国宝の本殿や権殿などの建造物や、重要文化財を含むおよそ30点の文化財が公開されています。

国の重要文化財に登録されている神社の日誌は、文久3年、1863年に書かれたもので、孝明天皇が攘夷(じょうい)の祈願のために神社を訪れたことが記されています。

また、田植えから収穫までの農耕儀礼に使われた道具や供え物も展示され、このうち、表札と木おけは、昭和天皇の即位に伴う儀式「大嘗祭(だいじょうさい)」で使う酒を造った、境内の中にある醸造所で使われたものです。

上賀茂神社の中野瑞己権※禰宜は「この貴重な機会に、神職の案内のもと、ふだんは入れない本殿の前から参拝してほしい」と話していました。

この特別公開は、寺などによって会期が異なりますが、上賀茂神社では12月5日まで行われています。

※「禰」の左側は 「示」ではなく「ネ」。