中国 独自の宇宙ステーション建設へ 有人宇宙船打ち上げ成功

中国独自の宇宙ステーションの建設にたずさわる宇宙飛行士3人を乗せた宇宙船が16日未明、打ち上げられました。中国は、宇宙ステーションの来年の完成を目指していて、宇宙開発を加速させています。

国営の中国中央テレビによりますと、16日未明、内陸部にある酒泉衛星発射センターから有人宇宙船「神舟13号」が打ち上げられました。

宇宙船には、男女3人の宇宙飛行士が搭乗していて、建設中の宇宙ステーションとのドッキングに成功したあと、宇宙飛行士たちが基幹となる施設に入ったということです。
中国は、独自の宇宙ステーションの建設を進めていて、ことし6月にも有人宇宙船を打ち上げ、宇宙飛行士が船外活動や技術実験などを行って9月、帰還したばかりです。

今回は、さらに期間を延ばし、中国の宇宙飛行士としてはこれまでで最長となるおよそ半年間、滞在して実証実験などを行うとしています。

また、船外活動も数回実施し、中国では初めて女性飛行士が船外活動を行う予定だということです。

世界の宇宙開発をリードする「宇宙強国」の目標を掲げる中国は、独自の宇宙ステーションを来年、完成させることを目指していて、宇宙開発を加速させています。

国営 中国中央テレビ 大々的に報道

国営の中国中央テレビは、有人宇宙船「神舟13号」の打ち上げの準備から成功までを中継などで大きく伝えています。

「神舟13号」は軍の幹部なども見守る中、日本時間の16日午前1時23分に打ち上げられ、予定の軌道に投入されたことをプロジェクトの担当者が宣言すると、酒泉衛星発射センターなどで打ち上げの様子を見守っていた人たちから大きな拍手が起こりました。

打ち上げからおよそ6時間半後、「神舟13号」は、中国独自の宇宙ステーションの基幹となる施設「天和」とドッキングしました。

その後、宇宙飛行士たちは宇宙船から「天和」に乗り移り、施設の設備の調整を行ったほか、国民に向けて「私たちは必ず期待に応えるので共産党や国民のみなさんには安心して欲しい」などと抱負を述べました。