園児ら55人感染の保育園 9月に職員が慰安旅行 神奈川 南足柄

園児など合わせて55人が新型コロナウイルスに感染し、クラスターが確認された神奈川県南足柄市の私立保育園の職員たちが緊急事態宣言が出されていた先月、慰安旅行で京都を訪れていたということで、市は保育園に再発防止を求めることにしています。

神奈川県によりますと、南足柄市内の私立保育園で先月17日、園児1人が新型コロナウイルスに感染したのが確認されました。

その後、今月1日までに園児や職員合わせて5人の感染が確認されたため、県はクラスターが発生したと発表しました。

これまでにこの保育園では職員や園児の合わせて55人のほか、園児の家族12人の感染が確認されていて、今月1日から休園しています。

保育園を所管する南足柄市によりますと、この保育園の職員たちが最初の園児の感染が確認された先月17日から20日にかけて、3泊4日の慰安旅行で京都へ訪れていたということです。

この時期、神奈川県内には緊急事態宣言が出されていて生活に必要な場合を除いて県をまたぐ移動の自粛が要請されていました。

南足柄市子ども課は「再発防止の徹底と、保護者への丁寧な説明をするように保育園に求めたい」としています。