オンライン授業参加「出席停止・忌引き等」扱い 名称変更検討

新型コロナウイルスの影響によるオンラインでの授業への参加について、「出席停止・忌引き等」として扱われることが受験で不利にならないか不安視する声が出ていることを受け、末松文部科学大臣は別の呼び方への変更を含めて検討する考えを示しました。

新型コロナウイルスの影響で自宅などからオンラインで授業に参加した場合、文部科学省は出席や欠席ではなく「出席停止・忌引き等」として扱うよう通知していますが、出席にならないため保護者などからは受験で不利にならないか不安視する声が出ています。

これについて末松文部科学大臣は閣議のあとの記者会見で、今月12日に指定都市市長会から別の呼び方への変更を求める提言書が文部科学省に提出されたことに触れ「オンラインで授業を受けた場合は『出席停止・忌引き等』の等の部分に含まれることになるが、指定都市市長会から『出席停止』ということばが前に出て誤解を与えるのではないかという話があった」と述べました。

そのうえで「表現についてもう一度、文部科学省で検討できないか指示している」と述べ、別の呼び方への変更を含めて検討する考えを示しました。