東京都 新型コロナ感染状況 年代別割合は20代が最も高く22.4%

14日に開かれた東京都のモニタリング会議で示された、都内の感染状況と医療提供体制についての分析結果です。
今月11日までの1週間に感染が確認された人の年代別の割合は、20代が22.4%と最も高くなっています。

ワクチン接種 2回終了は63.3%

新たな感染確認の7日間平均は、すでに100人を下回っていて、13日時点では86.3人となりました。8週連続の減少です。

都内のワクチンの接種状況は、12日時点で、全人口のうち、
▽1回目を終えた人は70.5%
▽2回目を終えた人は63.3%でした。

専門家は、接種したあとも感染し、本人は軽症や無症状でも、周囲の人に感染させるリスクがあるとして、ふだん会っていない人との飲食や旅行など、感染リスクの高い行動を引き続き避けるよう呼びかけました。

年代別割合 20代が22.4%

今月11日までの1週間に感染が確認された人の年代別の割合は、
▽20代が22.4%と最も高く、
次いで、
▽30代が19.4%
▽40代が13.6%
などとなっています。

感染経路がわかっている人では、
▽同居する人からが最も多く66.3%で、
次いで、
▽高齢者施設や病院、保育園や学校といった施設での感染が15.8%となっています。

重症患者は43人(13日時点)

入院患者は、13日時点で480人で、前の週より271人減りました。

年代別では、
▽50代が最も多く、全体のおよそ21%、
次いで、
▽40代がおよそ17%でした。

都の基準で集計した13日時点の重症患者は43人で、前の週より34人減りましたが、専門家は「いまだ多く、去年の同じ時期を上回っている」と指摘しました。

重症患者の年代別は、
▽50代が最も多く23人
次いで、
▽60代が10人
▽40代が6人でした。

13日時点で、
▽自宅で療養している人は、前の週より307人減って343人
▽医療機関に入院するか、ホテルや自宅で療養するか調整中の人は、135人減って209人となりました。

今月11日までの1週間に亡くなったことが報告された人は74人で、このうち自宅療養中に亡くなった人は4人でした。