巨人戦で初の“実証実験” ワクチン2回接種者など専用席で観戦

プロ野球・巨人は、新型コロナウイルスのワクチンを2回接種した人などを対象に観客の上限とは別に観戦してもらう実証実験を14日、プロ野球で初めて実施しました。

巨人は14日から東京ドームで行う3試合について、ワクチンを2回接種して2週間が経過した人や試合の3日前から当日までにPCR検査などで陰性、当日に球場で受けた抗原検査で陰性と判定された人を対象に観客の上限としている1万人とは別に、30人ほどに観戦してもらう実証実験をプロ野球で初めて実施することにしました。

14日、実証実験に参加したのは17人で、専用の入り口では担当者がワクチンを2回接種したことを証明する書類を確認していたほか、ワクチンの接種が済んでない人は抗原検査を受けていました。

そして、ライトスタンドに設けられた専用の席で試合を観戦していました。

参加した都内の50歳の男性は「大リーグも盛り上がっているしプロ野球も同じように盛り上がったらいいと思い参加した。来シーズンは応援歌を皆で歌って盛り上がりたい」と話していました。

球団では、3試合で得られたデータから、今後に向けた課題を探ることにしています。