生後10か月の娘が衰弱死 母親に懲役3年の実刑判決 千葉地裁

千葉県市原市で、衰弱していた生後10か月の娘に食事や水を与えず死亡させたとして、保護責任者遺棄致死の罪に問われている母親に、千葉地方裁判所は「衰弱死させたことは母親としてあまりに無責任だ」と指摘し、懲役3年の実刑判決を言い渡しました。

小西理紗被告(25)は去年1月、当時住んでいた市原市のアパートで、生後10か月の次女の紗花ちゃんが、低栄養の状態で衰弱していたのに食事や水を与えず死亡させたとして、保護責任者遺棄致死の罪に問われました。

裁判で検察は懲役3年を求刑したのに対し、弁護側は「育児を十分にできていなかったこと自体が重度の適応障害があったといえる」と主張し、執行猶予のついた判決を求めていました。

14日の判決で、千葉地方裁判所の友重雅裕裁判長は「当時、適応障害によって意欲や思考能力が低下していたとみられるものの、夫や保健師に対する訪問拒否の態度や趣味などに興じている様子から、合理的な判断ができていたといえる」と指摘しました。

そのうえで「次女が痩せ細っていた状態を把握していたのに、十分な食事などを与えず衰弱死させたことは、母親としてあまりに無責任だ」として、求刑どおり、懲役3年の実刑を言い渡しました。