房総沖 約1000年前に大地震か 原子力規制委“審査に影響なし”

今からおよそ1000年前に、千葉県の房総半島の沖合を震源とする、巨大地震が起きていた可能性が新たに指摘されたことを受けて、原子力規制委員会は14日の会合で、地震に伴って起きる津波の影響について議論し、茨城県の原子力施設などの審査に影響はないとしたうえで、今後も情報収集を続けていくことになりました。

千葉県の九十九里浜では、およそ1000年前の津波の痕跡が新たに見つかり、房総半島の沖合を震源とするマグニチュード8.5程度の巨大地震が起きていたとみられることが、産業技術総合研究所などの調査で明らかになっています。

これを受けて、原子力規制委員会は14日、会合を開き、この調査結果が原子力発電所の新しい規制基準による審査などに影響を与えるかを議論しました。

具体的には地震に伴って起きる津波の影響が、茨城県にある東海第二原発などの原子力施設に及ぶかが検討され、現在の規制基準に基づく審査では同じエリアでマグニチュード8.7の地震に伴う津波を想定し、今回の調査結果から推定される津波の高さを上回る値を設定して評価していることなどが報告されました。

これを踏まえて規制委員会は、現段階で審査への影響はないとしたうえで、今後も情報収集を続けていくことになりました。