プーチン大統領 ノーベル平和賞ムラートフ氏に初言及し けん制

ロシアのプーチン大統領は、ことしのノーベル平和賞に選ばれたロシアの独立系新聞の編集長のムラートフ氏に初めて言及し、法律に違反したとみなされれば受賞に関係なく、スパイを意味する「外国の代理人」に指定される可能性があるとけん制しました。

プーチン大統領は13日、モスクワで開かれた国際会議で、司会者に問われる形で、ことしのノーベル平和賞に選ばれたロシアの新聞「ノーバヤ・ガゼータ」の編集長を務めるムラートフ氏について、発表後初めて言及しました。

政権に批判的な報道を続けるムラートフ氏が受賞を機にスパイを意味する「外国の代理人」に指定されることはないと保証できるか聞かれたのに対し、プーチン大統領は「法律に違反していなければ、それはない」と答えました。

一方で「ノーベル賞を盾に法を犯すようなことがあれば、それは意図して行ったものだ」とも述べ、法律に違反したとみなされれば受賞に関係なく指定される可能性があるとけん制しました。

ロシアでは、政権に批判的なメディアが政府から「外国の代理人」に指定されて事実上、取材活動を制限されるなど圧力が強まっています。

これに対し「ノーバヤ・ガゼータ」など独立系のメディアは、報道の自由を保障するよう求めています。