インフル希望者に コロナワクチン誤接種 同姓で取り違え 千葉

今月、千葉県木更津市の診療所で、インフルエンザのワクチンを受けに来た夫婦が、誤って新型コロナのワクチンの接種を受けていたことがわかりました。

同じ時間帯に予約が入っていた同じ名字の夫婦と取り違えたということです。

木更津市によりますと、市内の診療所から今月7日、インフルエンザワクチンの接種の予約をして訪れた50代の夫婦に誤って新型コロナウイルスのワクチンの接種を行ったと報告があったということです。

この診療所は市の新型コロナのワクチン接種会場の1つで、同じ時間帯に同じ名字の別の夫婦から新型コロナのワクチン接種の予約が入っていて、確認を十分行わなかったために取り違えたということです。

接種のあと、新型コロナのワクチン接種に関する注意書きを渡されたことから妻が指摘して発覚したということで、診療所は夫婦に謝罪したということです。

今回接種されたワクチンはファイザー製で、妻は7月にファイザーの2回目の接種を、夫は8月にモデルナの2回目の接種を受けていました。

接種後、夫婦には発熱や腕の痛みなどの副反応が出ているということで、診療所の医師や市が継続して体調を確認しているということです。

木更津市は「診療所には本人確認を徹底するよう指導した。また、市内のほかの医療機関にも接種前の確認に不備がないよう周知したい」としています。