“宣言”解除から1週間 各地の人出 日中・夜間ともに増加

緊急事態宣言が解除されて1週間となる8日の各地の人出は、宣言期間中の平日の平均と比べて、日中・夜間ともに増加しているところが多くなっています。

NHKは、IT関連企業の「Agoop」が利用者の許可を得て個人が特定されない形で集めた携帯電話の位置情報のデータを使って、全国の主な地点の人の数を分析しました。

分析した時間は、日中が午前6時から午後6時まで、夜間が午後6時から翌日の午前0時までです。

それによりますと、東京や大阪など19の都道府県に出されていた緊急事態宣言が解除されてから1週間となる8日は、宣言期間中の平日の平均と比べて、多くのところで人出が増加しました。

各地の増加率は、
▽札幌駅付近が日中は24%、夜間は43%
▽渋谷スクランブル交差点付近で日中は18%、夜間は62%
▽名古屋駅付近で日中は42%、夜間は65%
▽大阪梅田駅付近で日中は20%、夜間は52%
▽広島駅付近で日中は51%、夜間は105%
▽博多駅付近で日中は47%、夜間は86%
▽那覇市の県庁前駅付近で日中は23%、夜間は25%に上りました。

宣言の解除によって飲食店では営業を再開したり営業時間を繰り下げたりしていることなどから、比較的、夜間の人出の増加が目立つ形となっています。