日暮里・舎人ライナー あすも運転見合わせ 脱輪車両撤去始まる

7日夜の地震の影響で、脱輪した日暮里・舎人ライナーの車両の撤去作業は、午後6時ごろから始まりました。
現場には、車両を吊りあげるクレーン車が到着しています。
作業は、高架の上の走行路で止まったままになっている車両を1両ずつ道路に下ろします。車両は全部で5両あり、すべて下ろしてトレーラーで車両基地まで移すということです。
都は、8日夜の間に作業を終えたいとしています。
ただ、設備の点検などのため、9日も終日、全線で運転を見合わせるということです。

7日夜の地震の影響で車両が脱輪した都営の新交通システム、日暮里・舎人ライナーについて、都は進行方向を切り替えるポイントに車両がさしかかったときに揺れが起きたことで、脱輪につながったのでないかとみています。

都によりますと、脱輪した車両は足立区にある舎人公園駅を出発して150メートルほど進んだ場所で止まりました。

5両編成で、先頭から3両目までが脱輪し、車両が損傷しているため自力で走行できない状態だということです。

日暮里・舎人ライナーは、鉄道の「軌道」にあたる「走行路」にタイヤが乗った状態で走行しますが、都によりますと、先頭車両のタイヤは走行路から大きく外れて脱輪しているということです。

2両目と3両目は走行路にタイヤが乗っているものの、タイヤの横についている車両が走る方向をコントロールする複数の部品が、「ガイドレール」から外れた状態となっているということです。

「ガイドレール」は車両を進行方向に誘導するためのレールで、車両が走る走行路の両脇にあります。

脱輪した車両が止まった場所の30メートル手前には、車両の進む方向を切り替えるポイントがあります。

ポイントがある場所は、進行方向を誘導するための「ガイドレール」と車両との接点が片方にしかないということです。

都は、今回脱輪した車両がこのポイントにさしかかったときに地震の揺れが起きたことが、脱輪につながった原因ではないかとみて、詳しく調べています。
今回、司令室にいた運行管理をする司令員が緊急地震速報が出たことを受けて、すべての車両を緊急停止させるボタンを押したということです。

都によりますと、この操作をして脱輪が起きた事例は過去にないことから、都は緊急停止が脱輪につながった可能性は低いのではないかとみています。