救急救命士が医師の指示と異なる処置 女性一時心肺停止に 千葉

千葉市消防局は重いアレルギー反応のアナフィラキシーを起こして救急搬送した10代の女性について、救急救命士が医師の指示と異なる処置を行い、一時心肺停止の状態になったと発表し、謝罪しました。

女性は現在も重体だということです。

千葉市消防局によりますと、今月3日千葉市に住む10代の女性が食物アレルギーによって重篤なアナフィラキシーを起こし呼吸困難などを訴えて救急搬送されました。

救急隊は搬送予定の病院の医師に指示を求め、ショック症状が出た時に患者がみずから決められた用量のアドレナリンを注射できる「エピペン」を使用するよう指示を受けたということです。

しかし、このとき患者本人が「エピペン」を持っていなかったため救急救命士が車内に備えられていた「アドレナリン」を静脈注射したところ1分後に一時的に心肺が停止したということです。

消防局によりますと、このとき救急救命士は「エピペン」に入っているアドレナリンの用量の3倍以上にあたる量を投与していて、これが心肺停止につながった可能性が高いということです。

女性は現在も重体で集中治療を受けているということです。

千葉市消防局によりますと、救急救命士によるアドレナリンの投与は心肺停止した患者の蘇生など緊急時に限って認められていて、今回のケースでの投与は認められていないということです。

千葉市消防局の中村由明局長は「不適切な処置で重大な事故を発生させ患者と家族に深くおわび申し上げます」と謝罪しました。