GoToトラベル “課題踏まえ 運用見直しを検討” 国交相

斉藤国土交通大臣は、新型コロナウイルスの感染拡大を受けて停止しているGoToトラベルを再開する場合は、土日に集中する利用客を分散させるなど、これまで指摘された課題を踏まえ、運用の見直しを検討していることを明らかにしました。

斉藤大臣は6日、報道各社とのインタビューに応じました。

この中で斉藤大臣は、感染拡大を受けて停止しているGoToトラベルについて、利用者が土日に集中していたとか、比較的高級な宿泊施設に集中し中小の事業者に恩恵がなかったとか、課題が指摘されたことを明らかにしました。

そのうえで「これらの課題に対し、しかるべき解決策を盛り込んだ、新しいGoTo事業を提案したい」と述べ、今後事業の運用について見直しを検討する方針を示しました。

一方、政府は事業の再開を前に、今月から旅行会社のツアーで行う実証実験で、感染防止策の課題などを検証します。

これについて斉藤大臣は「事業の再開が具体的にいつからになるかは、今の時点では申し上げられない」と述べ、検証結果を踏まえて再開の時期を判断する考えを示しました。