金子総務相 “徹底した現場主義貫き 地方活性化や災害対策を”

金子総務大臣は、就任の記者会見で「徹底した現場主義を貫く」と述べ、地方の活性化や災害対策などに力を入れる考えを示しました。

初入閣した金子総務大臣は、5日午前11時前、総務省に初登庁したあと、記者会見に臨みました。

このなかで金子大臣は「初当選以来、徹底して現場主義を貫き、地域の声を国政に届けたいという思いは今も変わらない。私の地方活性化に対する強い思いを受け止め、重要な大臣に抜てきしてくれた岸田総理大臣の期待に応えたい」と述べました。

そのうえで特に力を入れたい分野として、最初に災害対策をあげ「国民の生命・財産を守る防災減災対策や国土強じん化にしっかり取り組むとともに、被災自治体の財政運営支援、職員の応援派遣に積極的に取り組みたい」と抱負を述べました。

一方、菅政権が進めた携帯電話料金の値下げに関連して「さらなる値下げが可能か」と問われたのに対し、金子大臣は「各社から提供されている新しい料金プランへの乗り換えが進めば、負担軽減はさらに拡大すると思う。総務省として、これからも事業者間の競争を通じて料金の低廉化が進むよう、引き続き取り組みたい」と述べました。

武田前大臣から引き継ぎ 携帯電話値下げ「私は丁寧に」

金子大臣は、5日午後、総務省で武田前大臣から引き継ぎを受けました。

この中で、金子大臣は、武田前大臣に対し「大物大臣のあとなので、なかなか気が重い。ただ、地元が同じ九州で、よく交流もしていたので気心は知れている」と述べました。

そして、「携帯電話の値下げにずいぶん力を…」と水を向けられた武田前大臣が笑いながら「乱暴なことをね」と答えると、金子大臣は「私は丁寧にやります。タイプが違うから」と笑顔で返していました。

また、引き継ぎの書類にサインする際、金子大臣は、先に書いた武田前大臣のサインを見て「うまいなあ。この下には書きづらいなあ」と漏らしていました。

このあと2人は幹部職員およそ50人を前にあいさつし、武田前大臣は、在任時に明らかになった一連の接待問題を踏まえ、「国民は、公務員に対して倫理観を強く求めている。今まで皆さんが、国家国民に仕え、懸命に積み上げてきた実績がささいなことですべて無駄になってしまう時代であることをよく認識して、今後も頑張ってほしい」と激励しました。

一方、金子大臣は「危機的な状況である日本を、未来が明るい国家にすべく頑張っていきたい。武田前大臣とタイプはちょっと違うが、私は私で金子カラーを出して先頭に立って頑張る決意だ」と抱負を述べ、協力を呼びかけました。