岸田首相 豪モリソン首相と就任後初 テレビ電話形式で会談

岸田総理大臣は5日午前、オーストラリアのモリソン首相と就任後初めて、テレビ電話形式で会談し「自由で開かれたインド太平洋」の実現のために連携していくことで一致しました。

会談は、午前11時からおよそ20分間行われ、モリソン首相が総理大臣就任への祝意を伝えました。

そして、両首脳は「特別な戦略的パートナーシップ」を一層発展させ「自由で開かれたインド太平洋」の実現のために連携していくことで一致しました。

そのうえで、安全保障・防衛分野や経済分野の協力を進めるほか、アメリカとインドを加えた4か国の枠組みを含め、同盟国や同志国との連携をさらに深めていくとともに、気候変動などのグローバルな課題についても協力していくことを確認しました。

また、岸田総理大臣は、オーストラリアが、アメリカ、イギリスとともに「AUKUS(オーカス)」と呼ばれる新たな安全保障の枠組みを創設したことを歓迎する意向を伝え、両首脳は、東シナ海や南シナ海での一方的な現状変更の試みや経済的な威圧に強く反対することで一致しました。

さらに、岸田総理大臣は「北朝鮮による最近の核・ミサイル活動は、日本や地域、国際社会の平和と安全を脅かすものだ」と指摘し、両首脳は、拉致問題を含む北朝鮮への対応について、引き続き連携していくことを確認しました。

モリソン首相「クアッドなどとともに協力進めていく」

モリソン首相は、岸田総理大臣とのテレビ電話形式での会談のあとツイッターに「われわれの『特別な戦略的パートナーシップ』と、安全で繁栄したインド太平洋地域の実現に向けた取り組みについて話すことができてうれしく思う」と投稿しました。

そのうえで「われわれは、安全なサプライチェーンやクリーンエネルギーを含めた、防衛、安全保障、経済面での連携を強化し、クアッドなどのパートナーとともに協力を進めていく」として、中国を念頭に、アメリカやインドとも連携して両国関係を強化する考えを示しました。