NY市場 ダウ平均一時600ドル超の値上がり コロナ新薬に期待感

1日のニューヨーク株式市場は、アメリカの製薬大手が、新型コロナウイルスの増殖を抑える薬について臨床試験で効果がみられたと発表したことへの期待感などから買い注文が増え、ダウ平均株価は一時、600ドルを超える値上がりとなりました。

1日のニューヨーク株式市場はアメリカの製薬大手メルクが開発中の新型コロナウイルスの増殖を抑える薬について、最終段階の臨床試験で入院や死亡のリスクをおよそ50%低下させる効果がみられたと発表したことへの期待感などから幅広い銘柄に買い注文が広がり、ダウ平均株価は一時、600ドルを超える値上がりとなりました。

終値は前日に比べて482ドル54セント高い3万4326ドル46セントでした。

市場関係者は「前日に500ドルを超える値下がりとなっていたこともあって買い戻しの動きが出た。このところのインフレへの懸念を受けた長期金利の上昇傾向にいったん歯止めがかかっていることも安心材料となった」と話しています。