沖縄 石垣市 独自の「ワクチンパスポート」運用開始

沖縄県石垣市は、感染対策と社会活動を少しでも早く両立させたいとして、28日から独自の「ワクチンパスポート」の運用を始めました。

石垣市が独自に導入した「ワクチンパスポート」は2回のワクチン接種を終えた市民が市内の飲食店などでスマートフォンを使い、接種記録を見せると、割引や特典を受けることができます。

石垣市では住民のおよそ7割が2回目の接種を終えていて、少しでも早く感染対策と社会活動を両立させたいとして28日から運用が始まりました。

28日は、制度に参加する飲食店の関係者が市役所の窓口を訪れ、書類を提出して店に貼るステッカーを受け取っていました。

そして、ステッカーを受け取った飲食店は、早速店の入り口に貼り「ワクチンパスポート」が使えることを知らせる看板を準備していました。

この店は感染拡大を受けて今月休業していますが、緊急事態宣言が解除された来月1日から店を開け「ワクチンパスポート」を提示した人にはドリンクを1杯、無料で提供することにしています。

店の担当者の比嘉友里菜さんは「スタッフも感染対策に気をつけつつ、お客さんにも協力してもらいながら安全に店に来てもらえるようにしたいです」と話していました。