商業捕鯨で捕獲 ニタリクジラ 最高1キロ10万円で取り引き 仙台

おととしから再開された商業捕鯨で捕獲されたニタリクジラが2年ぶりに仙台市の卸売市場でせりにかけられ、最も高いものでは1キロ10万円で取り引きされました。

仙台市中央卸売市場で行われたせりにかけられたのは27日に仙台港に入港した「日新丸」が水揚げしたニタリクジラの肉1トン余りです。青森県と岩手県の沖合で捕獲したということです。

ニタリクジラは12メートルほどの大型のクジラで、肉は脂のノリがよく歯応えがあるのが特徴です。

せりの結果、最も高いもので尾の肉が1キロ当たり10万円で取り引きされました。

この卸売市場でニタリクジラのせりが行われるのは2年ぶりで、おととしと比べると5倍の高値だということです。

日本捕鯨協会によりますと、クジラの輸入量が最も多いアイスランドで新型コロナウイルスの影響で漁ができない状態が続いていることや、30年以上続いていた調査捕鯨と比べると今の商業捕鯨は捕獲できる海域や数が限られているため、市場に供給されるクジラは品薄の状態が続いているということです。

日本捕鯨協会の山村和夫理事長は「期待していた以上の高値で非常に喜んでいる。クジラの肉は高タンパク・低脂肪で健康にもいいため、若い世代から注目されている。これからどんどん需要が伸びていくのではないか」と話していました。