イギリスのフリゲート艦が台湾海峡を通過 存在感示すねらいか

イギリスの国防省は、空母「クイーン・エリザベス」を中心とする打撃群に加わっているフリゲート艦が台湾海峡を通過したことを明らかにしました。

イギリス海軍の空母「クイーン・エリザベス」を中心とする打撃群は、インド太平洋地域で自衛隊やアメリカ軍などと共同訓練を行っていて、空母は現在、グアム近海を航行しています。

この打撃群に加わっているイギリス海軍のフリゲート艦「リッチモンド」について、国防省の報道官は27日、NHKの取材に対し、台湾海峡を通過したと明らかにしました。

報道官は「イギリス海軍は、どこであっても国際法を順守して行動している。インド太平洋地域の安全保障へのわれわれの関与を示すものだ」とコメントしています。

地元メディアによりますと、イギリスの艦船が台湾海峡を通過したのはおととし以来だということです。

アメリカ海軍の艦艇は台湾海峡を定期的に通過していて、インド太平洋地域への関与を強めるイギリス海軍の動きも注目されていました。

イギリスの新聞「タイムズ」は「空母が同様の行動をとっていたとしたら、中国はさらに挑戦的だと受け止めただろう」と伝えています。

国防省によりますと「リッチモンド」は、東シナ海で北朝鮮が国連の制裁に違反して洋上で密輸入をしていないか監視する活動も行っていて、インド太平洋地域におけるイギリスの存在感を示すねらいがあるとみられます。

中国軍 報道官「台湾海峡の平和と安定を破壊」

イギリス海軍のフリゲート艦が台湾海峡を通過したことについて、中国軍東部戦区の報道官は27日、談話を発表し「イギリスはむだに存在感を示そうとしていて、こうした行為は台湾海峡の平和と安定を破壊するものだ。われわれは、あらゆる威嚇と挑発に断固として対抗する」と反発しました。