台湾の最大野党 国民党 主席に朱立倫氏が返り咲き

台湾の最大野党で中国に融和的な姿勢をとる国民党のトップの主席を決める選挙が行われ、元の主席の朱立倫氏が返り咲きを果たしました。

国民党の主席選挙には現職と新人、それに朱立倫氏の合わせて4人が立候補し、25日党員による投票が行われ、即日開票の結果、朱氏が有効票の45%余りを獲得して当選しました。

朱氏は60歳、2015年1月から国民党の主席を務め、その年の5月には中国の北京を訪れ、習近平国家主席との間で国民党と共産党のトップ会談を行いました。

2016年の総統選挙に立候補しましたが、民進党の蔡英文氏に敗れ、責任をとって主席を辞任しました。

返り咲きを果たした朱氏は25日夜、記者会見し「台湾海峡両岸の交流と意思疎通のパイプを復旧する」と述べ、中国との関係改善に意欲を示しました。

そのうえで「党のアメリカ駐在事務所の再開準備にとりかかる」と述べ、アメリカとの関係強化にも取り組む姿勢を強調しました。

台湾情勢をめぐっては、中国が「1つの中国」という考え方を受け入れない民進党政権との対話に応じず、中国と対立するアメリカが民進党政権との関係を強めています。

こうした中、中国に融和的な姿勢の国民党への支持は伸び悩んでおり、党勢の回復が課題となっています。