群馬県知事 ブレイクスルー感染“2回接種後も警戒緩めないで”

群馬県伊勢崎市の病院でワクチンを2回接種し、2週間以上たったにもかかわらず新型コロナウイルスに感染した、いわゆる「ブレイクスルー感染」が相次いだ問題について、群馬県の山本知事は、病院内の感染対策が十分ではなかった可能性があるという見方を示し、ワクチンの接種を終えても、基本的な感染防止対策を徹底するよう呼びかけました。

群馬県では22日、伊勢崎市の病院で感染が確認された患者と職員合わせて25人のうち24人が、ワクチンを2回接種し2週間以上たってから感染する、いわゆる「ブレイクスルー感染」だったことが分かりました。

これについて群馬県の山本知事は、24日の記者会見で「『ブレイクスルー感染』の事例が多数確認されていますが、ワクチン接種によって重症化リスクが下がることを理解していただき、接種は進めてもらいたい。ただ、2回の接種が完了した方も、過度に警戒を緩めないで、基本的な感染防止対策は徹底してもらいたい」と呼びかけました。

県は、24日付けで県内の医療機関に対し、2回のワクチン接種が完了していても、感染対策を十分行うよう通知しました。