政府の大規模接種センター 16~18歳の優先枠を新設へ

政府が、東京と大阪に設置している大規模接種センターについて、防衛省は、若い世代への接種を加速させるため、16歳と17歳も接種の対象に加え、16歳から18歳が優先的に受けられる枠を新たに設けることを決めました。

政府が設置している大規模接種センターは、全国の18歳以上を対象に新型コロナウイルスのワクチンを接種していて、ことし11月末まで運営することが決まっています。

運営に当たっている防衛省は24日、対策本部会議をオンラインで開き、若い世代の接種を加速させるため、現在18歳以上としている接種の対象年齢を引き下げ、16歳と17歳を対象に加えることを決めました。

そのうえで、16歳から18歳を優先的に受け付ける枠を、1日当たり東京会場で500人分、大阪会場で250人分、新たに設けることも決めました。

16歳から18歳を対象とした優先枠は、来月3日から予約を受け付け、7日をめどに接種を始める予定です。

中山防衛副大臣は、記者団に対し「16歳以上に接種対象を拡大するに当たっては、副反応発生の際の協力を近傍の病院に要請するなど、若年者が安心して接種できる体制を構築していく」と述べました。