共産 志位委員長 コメ価格値下がり懸念 政府に支援強化求める

新型コロナウイルスの感染拡大による外食需要の落ち込みなどのため、主食用のコメの価格の値下がりで農家の収入の減少が懸念されることから、共産党の志位委員長は、政府に支援の強化を急ぐよう求めました。

主食用のコメをめぐっては、新型コロナの感染拡大による外食需要の落ち込みなどのため、民間在庫量が増加傾向にあり、価格の値下がりで農家の収入の減少が懸念されています。

これについて、共産党の志位委員長は24日、都内で開かれた農業関係者の集会であいさつし「主食に関わる国民全体にとっての大問題で、責任は政府にあるにもかかわらず、何の手立てもとらずに放置している」と批判しました。

そのうえで「今やるべきことは、国がコメの過剰在庫を買い上げて、価格の暴落を止めることだ」と述べ、コメの価格の安定を図るため、政府が在庫を引き受けるなど、支援の強化を急ぐよう求めました。

また、引き受けたコメは、新型コロナの影響で困窮している人などへの支援に活用すべきだという考えを示しました。