韓国 コロナ 新たな感染確認 過去最多 旧盆の帰省などで移動増

韓国で、旧盆の連休が明けた23日の一日当たりの新型コロナウイルスの感染者数が2400人余りに上り、過去最多を更新しました。さらなる感染の拡大が懸念されています。

韓国政府の発表によりますと、国内で新たに確認された新型コロナウイルスの感染者は、23日、2434人に上りました。

韓国では感染拡大に伴って、一日当たりの感染者数が2000人を超える日が、8月以降断続的に続いていて、23日の感染者数は過去最多です。

韓国では、22日まで旧盆の連休で帰省などによって人の移動が増えたほか、連休に合わせて、家族であればワクチン接種を完了した人がいる場合、8人まで集まれるよう、規制が一部緩和されていました。

韓国の保健当局は24日の会見で、首都圏と地方を行き来した人が今後検査を受け、その結果が来週にかけて明らかになって、感染者数がさらに増加するという見方を示しました。

そのうえで市民に対し、積極的に検査を受けることや、移動や私的な集まりを控えること、それに、より多くの人がワクチンを接種するよう呼びかけました。

キム・ブギョム(金富謙)首相は、24日朝に開かれた対策会議で「連休による影響が本格的に出る来週にかけての対応が重要だ」と述べ、関係機関に感染状況の把握を徹底するよう指示しました。