米の東アジア外交担当高官に知日派 クリテンブリンク氏就任へ

アメリカ議会上院は、日本を含む東アジア外交を取りしきる国務省高官にホワイトハウスのアジア上級部長などを歴任した、知日派として知られるクリテンブリンク氏が就任することを賛成多数で承認しました。

アメリカ国務省で日本を含む東アジアと太平洋地域の政策を担当する国務次官補への就任が決まったのは、前の駐ベトナム大使のダニエル・クリテンブリンク氏で、23日、議会上院の本会議で賛成多数で承認されました。

クリテンブリンク氏は、国務省の北朝鮮政策担当の上級顧問やホワイトハウスのNSC=国家安全保障会議のアジア上級部長を務めるなど、アジアを担当する要職を歴任してきました。

東京や北京のアメリカ大使館で勤務した経験があり、知日派としても知られ、日本語と中国語が堪能です。

クリテンブリンク氏は、ことし6月に開かれた議会の公聴会で、日本や韓国、それにASEAN=東南アジア諸国連合との関係強化や、中国との戦略的な競争に勝つこと、北朝鮮の核・ミサイル開発による脅威の低減などを優先政策として掲げており、その実現に向けて、手腕が問われることになります。

国務省の高官人事をめぐっては、ブリンケン国務長官が今月14日、駐日大使に指名されているエマニュエル氏を含むおよそ80人の承認手続きが与野党の勢力がきっ抗する上院で保留され、安全保障政策の立案に混乱が生じているとして、手続きを急ぐよう求めていました。