イギリス中央銀行 大規模な金融緩和策の維持を決定

イギリスの中央銀行、イングランド銀行は金融政策を決める会合で大規模な金融緩和策の維持を決めました。ただ、物価の上昇傾向を受けて複数の委員から量的緩和の規模を縮小すべきだという意見が出され、今後の対応が焦点となります。

イングランド銀行は23日、前日まで開いた定例の会合の結果、政策金利を過去最低の水準となる0.1%で据え置くとともに、国債などを買い入れて市場に大量の資金を供給する量的緩和の規模を維持することを決めたと発表し、今の大規模な金融緩和策を続けることになりました。

一方、今回の会合では9人の委員のうち2人から量的緩和の規模を縮小するべきだという意見が出されました。

イギリスでは経済活動の再開にともなってイングランド銀行が目標とする2%の物価上昇を上回る状況が続いていて、年末にかけて4%を超えると見込まれることを受けたものです。

量的緩和の規模をめぐっては、経済の回復傾向が続くアメリカで中央銀行にあたるFRB=連邦準備制度理事会が段階的な縮小を11月にも決める見込みになっていて、イングランド銀行が今後、金融政策の見直しに向けてどのような対応をとるかが焦点になります。